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境毅講演会「新しい大きな物語を紡ぎ出そう」のチラシ

​去る5月19日に行われた後援会のチラシです。文化知普及協会の現在のスタンスを示す文書ですので、期日が過ぎていますが掲載しました。

 

★カルチュアル・タイフーン2018のお知らせ

社会運動事典編集ではお世話になった、杉村昌昭さんと村澤真保呂さんとが企画したカルチュラル・タイフーンのPDFです。内容は膨大です。日程は6月23(土)・24日(日)、会場は龍谷大学です。(境 毅)

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★PARC自由学校特別特別オープン講座 
柴山桂太氏講演会「もうだまされない!新自由主義的グローバリゼーションの幻想―世界で起こる「怒りの政治」の源泉とは―」要約紹介文

 

 この文章は2018年8月7日に行なわれたPARC自由学校特別オープン講座における柴山桂太さん(京都大学大学院准教授)の講演会の内容を要約したレポートです。まず最初にこの講演会のチラシに掲載されている講演会の趣旨説明を引用します。

 

「米国でのトランプ大統領の誕生や英国のEU離脱などを起点に、世界中で『保護主義が台頭している』と言われ続けています。こうした中、日本政府は『保護主義と闘うために自由貿易が必要だ』と、どの国よりも熱心に自由貿易を推進し、また国内でも労働分野をはじめ様々な規制緩和を推し進め、公共的な性格をもつ政策はますます後退しています。

しかし、これは『時代を読み違えた制度』であると、経済思想が専門の柴山桂太さんは指摘します。

実際、この数十年間で実質所得を大幅に増やしたのは豊かな上位1%の層と、中国・インドなどの都市労働者で、先進国の大多数の労働者の賃金は上がらず中間層は没落していきました。グローバリゼーションが深刻な『分断』をもたらし、そればかりか国際政治・社会の至る所にもひずみと亀裂を作り出してしまったのです。

こうした状況を受けて、世界では様々な形での反グローバリゼーションの動きが起こっています。南欧での新しい政治の動き、フランスやドイツなどの排外主義的な運動、ポピュリズムの台頭、そして地域主権を取り戻そうとする運動やローカリゼーションへの志向・・・ひとくくりに語ることは不可能ですが、いずれも行きすぎたグローバリゼーションへの抵抗・反抗として現れていることは事実です。

では、日本においてはどうなのでしょうか?『自由貿易か、保護主義か』という二項対立を越えて、私たちがめざすべき社会のあり方、主権や民主主義のあり方を考えます。」

★文明フォーラム@北多摩  第19回研究会のお知らせ

 

日 時:1月27日(日)午後2時から5時まで(1時半開場)

会 場:東京農工大学農学部キャンパス(府中)第一講義棟17号教室

参加費:会員以外の方500円(学生:300円)

報告者:大賀英二(会員・経産省前テントひろば)

1時間程度の報告を受けて、討論を行います。お誘いあわせの上、お出かけくださ

い。

 

報告テーマ:日本と中国の原発運転の危うさ

内  容: 報告者は昨年末に中国揚州市で開催された中日社会主義フォーラムに参加し、「福島原発事故」を踏まえて、日中で共通/相違する課題と展望に関する報告を行い、中国のマルクス主義研究者、学者らと若干の論議を行いました。前回研究会で報告された田中会員が指摘したように、「現代の資本主義経済が負債資本―債務証書を証券化した商品に対する投機的取引を行う資本によって浸食され、社会の病弊を招いていること」、「お金万能、お金中心の社会、経済がこれらの大元にある」現状分析が、市場経済システムを導入した中国の社会や経済にも当てはまるとすれば、日本の脱原発運動の課題や展望を中国の人々と共有することに意味があると考えたからです。

 報告では、中日社会主義フォーラムの経過、経産省前テントの経過、今回フォーラムの意味、社会主義理論学会について、発表内容と中国側の反応、フォーラム全体の議論、中国の印象と事前の認識などを予定しています。

 なお、終了後に懇親会(JR中央線国分寺駅近辺)を予定しています。

 

連絡先:農工大・環境哲学研究室 澤佳成 sawa0116@cc.tuat.ac.jp

なお、文明フォーラム@北多摩の第20回研究会は5月19日(日曜)午後2時から開催の予定です。よろしくお願いします。

文明フォーラム@北多摩主催 高橋哲哉氏講演会のお知らせ

文明フォーラムからのお知らせです。是非皆さまご参加ください。

「脱原子力」文明への転換は可能か(仮)
高橋哲哉氏講演会
―福島と沖縄の視点をまじえて―

会 場:東京農工大学農学部(府中)キャンパス
第一講義棟24号教室(定員150名)先着順
日 時:2019年3月30日午後2時(1時半開場)~午後5時(終了予定)
入場料: 一般500円、学生300円(いずれも会員は無料)

講師紹介:高橋哲哉氏は福島県生まれ。福島県立福島高等学校を経て、1978年に東京大学教養学部教養学科フランス文学科卒業。1983年、東京大学大学院博士課程満期退学。1983年、南山大学講師。1986年、東京大学教養学部専任講師。1987年、総合文化研究科助教授。2003年、同教授(超域文化科学・表象文化論)。 
【近年の著作】
『犠牲のシステム――福島・沖縄』 集英社新書、2012年
『原発の「犠牲」を誰が決めるのか』
わが子からはじまるクレヨンハウス・ブックレット、2012年
『デリダ――脱構築と正義』 講談社、2015年
『沖縄の米軍基地――「県外移設」を考える』 集英社新書、2015年

 

 福島の原発事故は、原発推進政策に潜む「犠牲」のありかを暴露し、沖縄の普天間基地問題は、日米安保体制における「犠牲」のありかを示した。もはや誰も「知らなかった」とは言えない。沖縄も福島も、中央政治の大問題となり、「国民的」規模で可視化されたのだから―。経済成長や安全保障といった共同体全体の利益のために、誰かを「犠牲」にするシステムは正当化できるのか?福島第一原発事故で警戒区域となった富岡町などで幼少期を過ごした哲学者による、緊急書き下ろし。 『犠牲のシステム――福島・沖縄』:「BOOK」データベースより

 

主 催 : 文明フォーラム@北多摩
連絡先住所:〒183-8509 東京都府中市幸町3-5-8 東京農工大学農学部 環境哲学(澤)研究室
連絡先メールアドレス: bunmei_forum_kitatama@yahoo.co.jp
ホームページ:BUNMEI-FORUM.HUNGRY.JP

 
 
★文明フォーラム@北多摩研究会&総会のお知らせ

 

日時:2019年5月19日午後1時半(1時開場)から16時15分まで

研究会の終了後、2019年度総会を開催します。

会場:東京農工大学府中キャンパス 第1講義棟 17号教室

 

テーマ:商品とお金の弁証法的精神分析

報告者:境 毅(筆名、榎原均:ルネサンス研究所関西運営委員)

参加費:会員以外の方500円(学生:300円)

 

 マルクス『資本論』冒頭部分で展開された価値形態論は難解で有名です。報告者は、この理解に関して『資本論』第2版(現行版)ではなく、1868年に出版された『資本論』初版本文の価値形態論にこだわって研究を続けてきました。

 報告者は、現行版で貨幣形態として展開した第Ⅳ形態が、初版では貨幣が生成されない形で展開され、貨幣形態としては展開されていない点に着目しています。すなわち、初版で商品所有者が登場しない価値形態を分析したマルクスは、価値形態論では貨幣は生成しないという主張を込めたのです。価値形態論に続いて交換過程論でマルクスは商品所有者を登場させて貨幣の生成を論述しますが、その際に商品所有者たちが自分の商品に自己の意志を宿し、それを金となら交換してもいいとする無意識のうちでの本能的共同行為がなされる、と主張しているのです。こうしたマルクスの主張は、現行版からは読み取れなくなっています。従来の研究者たちが、初版価値形態論を未熟なものと考え、この貨幣生成論を無視してきた現実に対して、今年から報告者は、マルクスが無意識を問題にして商品とお金の精神分析をしたという観点から研究を始めており、今回はその本邦初の報告です。

 

 添付した当日配布の資料:「商品という社会的象形文字を読む」について

 ここで、簡単な価値形態は、X量の商品A=Y量の商品B、というように、等式で表示されています。数学では等式は数の同等性の表現ですが、価値形態ではそうではありません。そこで表示されているものは、価値という質の同等性で、商品Aが商品Bに値するという意味です。だから、AはBに自分を等置している(AがBを同等化している論理式)のではなくて、自分にBを等置している(お互いに主体として反照しあっている関係)のです。ここの理解が価値形態理解の全てです。

 

連絡先:農工大・環境哲学研究室 澤佳成 sawa0116@cc.tuat.ac.jp

ホームページ:BUNMEI-FORUM.HUNGRY.JP

 
★文明フィーラム@北多摩第21回研究会のお知らせ

文明フォーラム@北多摩 第21回研究会のご案内です。

皆さまのご参加、よろしくお願いいたします。

 

日時:2019年7月21日午後2時~5時

会場:東京農工大学農学部(府中キャンパス)本館21号教室(府中市幸町3-5-8)

・JR中央線「国分寺」南口:京王バス2番「府中駅行(明星学苑経由) 」10分、「晴見

町」下車

・京王線「府中」北口:バスターミナル2番「国分寺駅南口行(明星学苑経由)」7分、

「晴見町」下車

・JR武蔵野線「北府中駅」から徒歩12分

参加費:500円(非会員)、会員は無料

 

テーマ:人間性中心の経済・社会を築く in スペイン

報告:工藤律子(ジャーナリスト)

 概要

 サラゴサ大学経済学部のカルメン・マルクエジョ教授は、約3年前、同僚3人とともに、学内に「社会的経済研究所」を開設した。それはごく平凡な教室一つにすぎないが、従来の経済学理論や企業経営ばかり教わる学部生たちに、社会的連帯経済に関わる機会を提供し、意識変革を起こすための挑戦だった----- 。

 2011年5月15日に起きた市民運動15M以降、スペインの市民の間では、これまでの政治、経済、教育のあり方、自らの生き方を問い直し、「お金」ではなく、多様な人間や組織同士の「つながり」をベースにした社会(世界)を築こうという試みが広がっている。人の幸福を第一とする未来に向けて、私たちは今、何をすべきか。スペインの人々の姿を通して、考える。

 文明フォーラム@北多摩とは

2011年の東日本大震災と福島原発事故を契機に、2014年に東京・北多摩を中心にして活動する学者・研究者・市民が集まって、既存の「大量生産-大量消費」型文明を考え直し、日本の文明の在り方を多面的に考察を始めました。これまで4年間、多様な意見を交わしつつ、よりよい文明のあり方を模索してゆく「場」として、これまで20回の研究会、公開講演会、映画会などを主宰することでそうした議論を深めてきました。皆様に、フォーラムへのご参加を呼びかけます。

連絡先:東京農工大・環境哲学研究室 澤佳成

今後の研究会などの案内を希望される方は、下記メール又はファックスにて連絡ください。

メール:sawa0116@cc.tuat.ac.jp/ファックス:042-301-8946

 

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